自己破産のようなデメリットは負いたくないけれども債務の額はほとんど返しきれないほど多い…。そんな人にオススメの債務整理の方法が個人再生です。債務が完全になくなることはありませんが、任意整理などと比べると、返済しなくてはならない額は極めて少なくなりますし、自己破産と違って、より多くの財産を所有することができます。
それでは、個人再生によって、債務はどれくらいまで圧縮できるのでしょうか。具体的には、債務総額の5分の1、もしくは100万円のうち、高い方が圧縮後の債務となります。例えば、300万の債務があった場合には5分の1の「60万円」と「100万円」を比較し、多い方である100万円が返済しなければならない金額となるのです。
また、この債務総額は前述した「所有することができる財産」の額にも関連してきます。端的に言えば、残りの債務総額がイコール所有することができる財産の総額になってくるため、あえて債務総額を増やすことで、より多くの財産を手元に残しておくことが可能になるのです。