私は50代のサラリーマンですが、社会人になってからこのかた、30年以上に渡って借金を背負い続けています。様々な金融機関から借りては返済し、返済が終わらないうちにまた借りるような状態がずっと続いているのです。そんな自他共に認める借金人間の私には、自分の経験から学んだ一つの教訓があります。
それは、「若いうちの借金は買ってでもせよ」というものです。確かに借金はしないに越したことはありませんが、しかし、何事も経験です。特に若いうちに借金を背負ってお金の苦労を味わっておくことは、当人にとってはその後の人生にプラスになると思うのです。若いうちにお金の苦労を経験しない者は、人として感謝の気持ちが十分に育たないというのが私の持論です。ですから借金を背負う苦労を通して、人生全般に対する感謝の心を習得するのです。
ただし、その借金はあくまでも適宜な金額までにしておくことです。そうでないと、私のようにいつまで経っても返済に追われ続けることになってしまいます。