都会に出て一人で暮らしていた私は、実家で暮らしていた頃よりもお金を自由に利用できないことに毎日苛立っていました。
欲しい物が沢山あり、欲しい物全てが手に入ったらどんなに気持ちがいいだろうかと空想をする日すらありました。
あまり人には言えないことですが、あまりにも物が欲しいために商品を万引きしそうになったことがあります。
勿論、思いとどまって止めたのですが、欲しい物が手に入らないストレスのために、商品を粉々にしたくなりました。
このままではいけない、と思い、なんとかお金を手に入れるためにキャッシングをしたのです。
キャッシングをして限度額まで全額借りました。
ATMからお金が沢山出てきたときはかなりの爽快感を感じました。
そのお金で前から欲しかった物を購入し尽くし、私はかろうじて犯罪者にならずに済んだのです。