個人再生の基本的なこと

個人再生は債務整理の一つの方法です。個人再生の特徴としては、自宅を手放さずに債務の額を減らすことにあります。この点よく比較されるのが自己破産で、自己破産の場合は自宅は売却されますから、必然的に出て行かざるを得ない状況になりますが、個人再生は自宅に住み続けることができるのです。やはり衣食住のうちの住と言うのは最も重要な要素です。やっとの思いでマイホームを手に入れたのに、それを手放すのは忍びないと言う人にとって需要のある制度といえます。
ただし当然のことながら、自宅を手放さないと言うことはマイホームにかかっているローンは減額することができません。ですから受託ローンの返済に苦しんでいる人にとってはあまり意味のない制度です。その他の借金に対して最大10分の1に債務の額を減額できるのです。
こうした個人再生を行うには裁判所に申し立てをする必要があり、この手続きは複雑で煩雑ですから弁護士に依頼するのが一般的です。

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